Let it Rose

 


Let it Rose
 ―愛した分だけ美しく

個展; 2012年9月22-24日  Gallery KURA(SHIPS 京都店)
Flower; バラ

 

私たちが生きるこの世界には、美しい花がたくさん咲く。
赤い花も青い花も、良い香りのする花も。

私たちが生きるこの世界には、多分、愛が存在する。
見えないし、触れもしないけどそう信じて、
いつも誰かに伝えたがる。

あなたはガールフレンドの誕生日に贈った花を、
育てた人の名を知らない。

私は花瓶の中にいけたこの花を、
作った人の顔を知らない。
だけどきれいに咲いたバラは、誰かが愛して育てた印。
愛という形のないものが、ちゃんとこの世に在る証。

もし愛が目に見えたなら、
誰も花なんて贈らなかったかもしれない。

バラなんて育てなかったかもしれない。
だけど私たちが生きるこの世界では、
愛に形がないこの世界では、バラという美しい花が咲く。

私たちは、愛する誰かにバラを贈る。

 

 

恋人の誕生日、バレンタインデー、プロポーズ。
バラの花が似合うのは、いつだって愛を伝えるときです。
それは多分バラの花が、愛して育てた分だけきれいに咲くから。
その美しさが、注がれた愛情の証だから。

お借りしたGellaryKURAは、ファッションブランド・SHIPS京都店の店内にあるギャラリーです。
展覧会中の、2012年秋のSHIPSのテーマは、「ブリティッシュ・トラッド」。
そのことから愛とバラの物語を、イギリスの名作映画『My fair lady』になぞらえていけました。
バラが咲く前の風景を、田舎者の花売り娘だった主人公・イライザに重ねた作品。
そして洗練されたレディに変身した姿を、
有名な白と黒のストライプのドレスのイメージでいけた真っ白なバラの作品です。
店内にもバラをイメージした作品を置かせていただき、
展覧会中はスタッフの皆様にもバラのブートニエールをつけていただいて、とても楽しい展覧会になりました。