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Concept

西村花店と菊の花 

西村花店のマークは、菊の花です。 「一番好きな花なんですか?」と言われるとちょっと困るのだけれど(「一番好きな花」というのが昔からなかなか決められない)、特別な花だと思っている。私にとって特別な花だけれど、特別になったの […]

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季節という贈り物

私は、花を生業としている。もちろん花が好きだし、花をいけたり束ねたりして喜んでもらえるととてもうれしい。でも本当に私が心を掴まれているのは多分、季節、なのだと思う。季節というものの一番近くにいられるから、花を選んだ。最近 […]

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100年後の歳時記

「歳時記」って、「季節行事」の意味かと思っていたら、本のことだそうだ。季節に応じた祭事・儀式・行事・自然現象などを解説した本のことを歳時記という。長い歴史の中でたくさんの人たちが季節の事柄や行事を整理し、忘れられてしまっ […]

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業平の恋とカキツバタ

葉の緑と紺色の花のコントラストが美しい、カキツバタ。着物の柄や絵画のモチーフに、古くから人々に愛されていきました。 カキツバタをモチーフにした図案で有名なのが、『伊勢物語』に登場する“八橋”です。 主人公のモデルとされる […]

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Column

「長持ち」という、実は新しい花の価値

多くの人が口にし、現代社会では当たり前になっている、花の「もち」。2つの花で迷ったら、「長持ちする方!」と買って帰られる方が少なくない。お客様にとっては当然の判断だし、売る方としても納得できる選択である。でもこの、「花は […]

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肩のタトゥーと梅の花 ~「Closer」から読み解く「あはれ」~

瑛人さんの「香水」という歌がヒットしているのだそうで、華道家も聴いてみた。リアルな歌詞でメロディもなんとなく切なくて、きっと誰もが、昔付き合っていた人のことを思い出す。何より良いのは、タイトルにもなっている「ドルチェアン […]

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カーネーション「ちはや」/秋色に隠した恋の色

「ちはや」という名前のカーネーションがある。 「ちはや」といえば、百人一首の「ちはやぶる」。「唐紅に水くくるとは」で終わる、川一面が紅葉の赤や橙で染まった幻想的な景色を歌った、名歌である。だからもし花の名前につけるとした […]

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連載「いけ花とは何か」0 ~空間と季節感/この国の美しいもののすべて~

いけ花、あるいはたぶん、すべての日本の美しいものを理解するためのキーワードが2つある。それは、「季節」と「空間」だ。 着物や懐石、もちろんいけ花も、「日本らしい」、そう言われるもののほとんどは、19世紀まで1000年以上 […]

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