4 口の細い花瓶の洗い方
◆口が細くなっている花瓶は、台所用漂白剤を入れてゆすぎます!
ショップでもブログでも大おすすめしている、お花がとってもいけやすい、口が細くなっている瓶ですが、一つ大きな問題があります。それは、手やブラシが入らないので「洗えないのでは!?」ということ。お酒やジュースの瓶を一輪挿しにしておられる方も同じです。正直に言うと、秋~冬、春先くらいまでは、そんなに心配しなくて良いです。お水を換えるときに、ちょっとゆすぐくらいで大丈夫。問題はこれから気温の高くなってくる、初夏から夏にかけてです。
気温が上がると洗えない花瓶の底に残った雑菌がどんどん繁殖して、せっかく新しいお花を切っていけてもすぐに茎を腐らせてしまいます。切り花が枯れる大きな原因は2つあります。1つ目は乾燥、そして2つ目が、この夏の雑菌です。夏は暑さでお花が枯れていると思いがちですが、実際には暑さで枯れる前に、茎が腐って水を吸えなくなって枯れている場合の方が多いと思います。腐りやすくさらに弱いお花だと、それでもちゃんと管理すれば一週間くらいは楽しめるのに、汚い花瓶に入れると本当に1~2日で枯れてしまいます。
だから夏は、どんな花瓶も清潔に!たとえブラシで洗えなくても、です。洗い方は案外簡単で、前のお水を流したらちょっとゆすいで、台所用漂白剤を少々入れて振ります。量は、振ったときに瓶の底一面に液が行きわたるくらいでオーケー。そしたらまた軽くゆすいで、新しいお水を入れてください。ちょっとくらい漂白剤が残っていても大丈夫!少しならお花には影響がないし、また雑菌が増えるのを抑えてくれます。替えの瓶があったり、次にお花を買うまでにスパンがあれば、普通の使い方と同様、瓶いっぱいに水を入れて漂白剤を少々、30分ほど放っておければ、一層きれいになります。