たくさんの人に、気軽にお花を楽しんでほしい!
たくさんの人に、木屋町の歴史を知ってほしい!

江戸時代に高瀬川ができたからこそ、河原町通や木屋町通は京都の中心になっていったわけですが(▶木屋町通の歴史)、運河としての歴史が終わって久しい現代では、とくに誰の気に留められることもなく、繁華街のど真ん中をさらさらと流れています。しかし鴨川から引き込まれるその水は澄んで美しく、護岸に植えられた桜は知る人ぞ知る名所です。最近では初夏に蛍もちらほら。高瀬川は繁華街の彩であると同時に、江戸時代以降の京都の歴史を今に伝える生きたモニュメントなのです。高瀬川の中にお花を並べれば、お花を楽しみながら高瀬川に皆の注目を集められる!
そんな想いで始めた“花いけ部”です。楽しくお気軽に、お付き合いいただけましたら幸いです。

「お花をいける」というと、「初めてですが大丈夫でしょうか?」や「私はセンスがないから・・・」などとおっしゃる方が後を絶ちません。私は思うのですが、花いけには、「上手にいられるようになる」以外の楽しみや目的がたくさんあります。まず第一に、お花を組み合わせる楽しみです。花いけ部では、お花屋さんのようにたくさんのお花を用意します(約30種類!)。約20~30名様ほどご参加いただけるイベントですので、あまり細かいいけ方などをお教えすることはできないのですが、その代りに、自由に好きなお花や色を組み合わせるという、他ではなかなかできない経験をしていただけます。そしてお花が完成したら、みんなでまちの景色に合わせる楽しみがあります。自分のお花の作品だけで完結するのではなく、高瀬川や木屋町通の中で、まちの景色の一部として楽しみ、それを他の参加者の皆様や、道行く人たちと楽しみます。


※2016年4月ー2019年2月まで月に1度開催しておりましたが、コロナウイルス感染拡大防止等のため、現在は休部中でございます。毎月とは言わずとも、季節ごとにでも開催できないか現在検討中でございます。今しばらくお待ちください。