IKEBANA

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日本人にとって、花とは。

 

この国の、美しいもの。
料理、着物、建物、言葉、舞、・・・。
それらはすべて、この国ならではの四季に基づいています。
ソフトなものは、どのようにして季節を表現するか。
ハードなものは、どのようにして季節を滲みださせるか。
四季のある国は世界にたくさんあるけれど、
これほど四季に囚われた国民は他にいません。
たくさんある日本の美しいものの中で、なぜ、花が特別なのか。
それは他のすべてのものが季節の表現であるのに対し、
花は、季節そのものだから。
私たちは、咲く花に来る季節を感じ
散る花に行く季節を想います。

季節。それは、この国で最も価値のあるもの。
だから私たちはどんなに地球の気候が変わろうとも“季節”を忘れてはならないし、
その象徴である花を、いけ続けなければならないのです。