高瀬川をまなぶ

2016年11月3日
元・立誠小学校「まなびや」にて

”華道家がコーディネートする4つのミニレクチャーと、秋の大花会”として、「まなびや」開催中の元・立誠小学校で、「高瀬川をまなぶ」を開催させていただきました。京都のまちや文化についての短い講義と、お花のワークショップのイベントです。まちづくりの実践者、京都市役所職員さん、造形芸大准教授、まなびや実行委員長を講師にお迎えし、「高瀬川から発展した、近世の歴史」、「市内中心部のまちづくり活動の流れ」、「”花の名手”たちが活躍した中世」、そして「高瀬川を舞台にした文学作品」についてそれぞれお話いただきました。
会場は、元・立誠小学校3階の、60畳の立派な和室・自彊室(じきょうしつ)。学校時代の味のある座卓を並べて、寺子屋風に会場を整えました。周囲に高い建物がないので、東西の両側に可能な限り大きくとられた窓からは優しい光が絶えず差し込んで、スライドの映写用に暗くした教室の中をとても居心地の良い空間にしてくれました。

秋の大花会には、学校の中で見つけた、理科のフラスコやお掃除のチリトリにお花をいけてみました。参加者の皆様とお花をいけていると、ホコリをかぶって眠っていた道具たちがいきいきと蘇っていくようで、どれも素敵な作品に仕上がりました。
出入り自由の気軽な講義に約50名の方が参加してくださいました。エレベーターのない3階まで足を運んでくださったみなさま、そして私が聞いてみたいテーマを無茶振りしたにも関わらず快くお話してくださった講師のみなさま、まことにありがとうございました。機会がありましたら、もう一度自彊室で何かできないかと考えております。
その際は、またみなさまよろしくお付き合いくださいませ。

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