いけ花教室 高瀬川花道部

 

20181027
▶2018年10月27日のレッスン

毎月第2・第4土曜日に集まって、季節のお花をいけております。 春は桜、梅雨の季節はあじさい、祇園祭のヒオウギ、お正月には若松・・・ いけ方だけではなく、お花や季節、行事に関するミニ講義つき。高瀬川花道部の目的は、古典いけ花を通して、ご家族やお友達に楽しくお花のことをお話していただいたり、お花に対する垣根をなくし、お部屋用に気軽に一輪挿しをいけられるようになることです。というわけで、初めての方、昔ちょっとだけ習った方、大歓迎です。

<参加方法>
お問い合わせフォームまたは、お電話にてお申込みください。
「毎回必ず参加!」ではなく、お好きな回だけご参加いただけます。
ご希望の方には「高瀬川花便り」をメールにて送らせていただき、事前に今後のレッスンのテーマのお花をお知らせさせていただきますので、ご都合の良い回、好きなお花の回などお選びいただけます。
高瀬川会議 代表 西村良子
tel ; 090-5964-4701
email;info@florist-westvillage.com

・毎月第2・4土曜日 13:00~16:00頃
・元・立誠小学校校舎南隣・プレハブ自治会館2階
(1階が駐輪場になっている白い建物です。北側の階段からお上がりください)
http://rissei.org/bunmachi/?page_id=38
・参加費お一人様2,500円です。
・お花の仕入がございますので、開催2日前の木曜日までにご連絡ください。
※仕入れの都合によりテーマやお花が変更になる場合が稀にあります。ご理解ください。

次回は
2018年11月10日(土) 13:00~16:00頃

 

▶京都木屋町花いけ部 
こちらはもっと気軽なお花体験。たくさんあるお花の中から自由に選んでいけ、いけたお花を高瀬川や木屋町通に並べます。お花をまったくさわったことがない方も、遠慮なく楽しんでいただけます。

 

秋ー細

花道部 ハロウィーン

2018年10月27日 テーマ;ハロウィーン
年々ハロウィーンが存在感を増してきました。10月になると街の中にオレンジ色が溢れ、かぼちゃモチーフのグッズが並びます。仮装行列が問題になっているようですが、秋らしい色彩ともともとケルト文化の季節の変わり目(いわば節分)だというハロウィーンは、日本でも新しい季節行事になりつつあります。そんなわけで今回はハロウィーンのイメージでいけてみました。
お花は、くねくねがあやしい魔法の杖のような石化柳(せっかやなぎ)に、鮮やかなオレンジの大輪ガーベラに、紅葉してきたキイチゴの葉を合わせてみました。

 


 

花道部 バラ
バラ バラ科/北半球/四季咲き

2018年10月13日 テーマ;バラ
最も人気のあるお花の一つで、一年中手に入るお花ですが、バラが美しいのはなんといっても秋。合わせた枝物は流れがおもしろい雪柳です。ミニ講義では中国や日本にもともと咲くバラのお話や、その東洋バラが西洋のバラと出会って現在のようなたくさんの種類のバラが作られるようになったお話をさせていただきました。

 


 

花道部 雪柳紅葉
雪柳 バラ科/中国・日本/ 花;3~5月

2017年10月25日 テーマ;紅葉

春になると桜の下なんかでちらちらと雪のような白いお花をつける雪柳。落葉樹なので秋にはきれいに色付きます。
繊細にくねくねと踊るような枝先がおもしろい雪柳を瓶花(投げ入れ)に。軽やかな雪柳には、同じく軽やかなお花・ガーベラを合わせてみました。アフリカのお花であるガーベラは、日本の気候だと春と秋に咲きます。寒くなってきて深い赤に色付いてきた雪柳に、白と、クリーム色と秋らしいピンクから好きな色を器とともに選んでいけていただきました。花瓶の口には濃い緑のルスカスを。紅葉と引き立てあって、みなさんきれいにいけてくださいました。

 


 

花道部 シンフォリカルポス
シンフォリカルポス/スイカズラ科/北アメリカ/ 花;7~9月 実;9~12月

2017年11月25日 テーマ;収穫祭
花がなくなり、紅葉も散って行く11月は、実りの季節です。お花や葉っぱから、実物を主役に。日本の収穫祭(=新嘗祭)をイメージしていけました。北アメリカのお花(木)ですが、日本の秋の終わりに雰囲気が似合っているシンフォリカルポスをいけてみました。合わせたのは、柔らかい冬の日差しを浴びたような黄なりの菊・シャガールと、こちらも日本から遠く離れたアフリカ原産ですが、乾いた風情が秋らしい緑の葉・ピスタキオを合わせてみました。

 


 

花道部 コスモス

コスモス キク科/メキシコ/8~10月

2017年10月14日 テーマ;秋桜
コスモスといえばすっかり日本の秋の景色ですが、もともとはメキシコのお花で日本には明治時代~大正時代にやってきました。
日本語では「秋桜」と書くので昔からあるのかと思っていましたが、この漢字が当てられたのも意外と最近のことみたいです。どうして「桜」という字が使われているのか。ピンク色だからだという説明を時々聞きますが、秋に咲くピンク色のお花は他にもたくさんあります。私はたぶん色のことではなくて、散り方のことではないかと思います。
桜の醍醐味といえば、はらはらときれいなままで散っていく姿。他の花になかなかない、最高に美しい次の瞬間から散って行きます。コスモスも、実は似た散り方をします。秋の野に揺れているコスモス。きれいに咲いているなと思ったら、強い風が吹いたりふっと手があった拍子にはらはらっと、きれいなピンクのままで一気に散ってしまいます。その儚さが桜と重なるので、「秋桜」の字がこんなにも馴染んでいるのではないでしょうか。カタカナのままで使われている花名にも大抵漢字の和名が充てられていますが、そのほとんどがまったく人々の間で馴染まず使われておりません。
「誤用」といわれながら千年以上も使われている「紫陽花」、ほんの数十年ですっかり馴染んだ「秋桜」。「花のことはわからない」。多くの人はそう言いますが、きっと記憶のどこかにそのお花の咲く光景が残っていて、そのイメージとぴったり重なる和名だけが、未来の日本に残っていくのでしょう。

 


 

花道部 ネリネ
ネリネ ヒガンバナ科/南アフリカ/10~12月

2017年9月23日 テーマ;お彼岸
今回の花道部はちょうど秋分の日(お彼岸の真ん中の日)当日でしたので、彼岸花の仲間・ネリネをいけてみることにしました。盛花では秋の実物・藪サンザシと白いりんどうを。投げ入れでは栗の枝と合わせてみました。

 


菊2

菊 キク科/9~11月/中国

2017年9月9日 テーマ;重陽の節句
9月9日は”重陽の節句”、別名菊の節句とも。
菊一種類でいけると、高貴な雰囲気がいっそう増します。

 

2018年9月8日 テーマ;重陽の節句

今日の高瀬川花道部は、高瀬川から出張して祇園・白川沿いの、内藤工務店さんのゲストハウス兼ショールームで開催させていただきました。お花は明日9月9日が重陽の節句(菊の節句)ということで、菊一色です。場所が良いとお花も映えますね。

 

 

 

夏ー細

花道部 アヤメ科
イチハツ/アヤメ科/3月末~5月初

2018年4月28日(土) テーマ;アヤメ科のお花
今が旬の、アヤメ科のお花をいけました。いけ花でよく使うのは、何と言ってもカキツバタ、そして花菖蒲です。
カキツバタは優しく、花菖蒲は力強く、とよく言います。それはアヤメ科のお花は、お花の姿はよく似ていますが、葉っぱの特徴がぜんぜん違うところからきています。花菖蒲の葉っぱには軸がすっと通り、硬い印象。学名も「剣のような」とつけられています。対してカキツバタの葉の軸はあまり主張せず柔らかい印象。学名は「なめらかな」とつきます。
お花のもともとの姿をいかしていけていくのは、いけ花ならではです。

 


 

花道部 紫陽花2
紫陽花(アジサイ) アジサイ科/6~7月/原産国;日本

2018年6月9日 テーマ;紫陽花
今年も6月第1週は紫陽花です。今回はまっすぐな穂と自然な葉が趣のある“姫がま”に合わせてみました。かためていけてしまいがちな紫陽花ですが、一輪ずつを少しずつ離していけると一輪一輪がよく見え、風が抜けるようで涼し気です。またお花をばらけさせずにまとめて入れて、花瓶の水を感じさせるのも、これからの季節重要です。

 

2017年6月10日 テーマ;紫陽花
アジサイといえばやっぱり梅雨。お水のたっぷり見える器・水盤(すいばん)にアジサイ一種類でいけました。英名Hydrangeaはギリシャ語の「水の器」に由来します。お花だけでなくお水もきれいに見えるようにいけられると素敵です。アジサイのお花に、雨の水、そして陶器の土。とてもシンプルできれいにいけあがりました。水盤にいけるいけ花のスタイル・盛花(もりばな)ではお花一種類というのはややめずらしいのですが、アジサイは存在感もあり葉っぱもしっかりしているので一種類にしてみました。すっきりときれいにいけられました。

 


 

花道部 デルフィニウム

デルフィニウム/キンポウゲ科/熱帯アメリカ~北半球温帯/5~6月

2018年4月14日(土) テーマ;青い花

完璧な水色が美しいお花・デルフィニウムをいけました。“ドルフィン”が名前の由来の通り、涼し気な姿が印象的な、ヨーロッパなどの冷涼な高地のお花です。世界には青い昆虫や魚などおりますが、日本ではほとんど見かけません。お花も、現代では青と思いがちなものもありますが、例えばもうすぐいけたい菖蒲など、どちらかと言うと紫に分類されてきました。「青」という色は「blue」の訳語で、100年ほどの歴史しかないのだとか。そんなわけで、“ブルー”のお花はなんとなく洋風な雰囲気。バラと合わせて、涼し気にいけてみました。

 


 

花道部 カーネーション
カーネーション ナデシコ科/5~7月/原産国;地中海沿岸

2018年5月12日(土) テーマ;カーネーションとなでしこ
今回のミニ講義は、ちょっと興味深い、カーネーションとなでしこの関係。大輪で西洋風のカーネーションと、楚々とした日本のなでしこ、実は仲間です。
母の日前日の花道部ということで、今回はカーネーションを、五月梅と合わせていけてみました。

 


 

ニンフ
百合 ユリ科/5~8月/原産国;日本、ヨーロッパ

2017年7月22日 テーマ;ユリ
投げ入れにはゴージャスな大輪のユリを。投げ入れには為朝(ためとも)ユリという伊豆諸島の原種を使いました。大輪はカサブランカと同じ、日本のユリ同士の掛け合わせで生まれた”ニンフ”という品種。生成りに濃い桃色の筋が印象的。ユリ独特の香りがほとんどありません。

 


 

花道部 桔梗
桔梗(キキョウ) キキョウ科/7~9月/日本、朝鮮半島、中国

2018年7月28日 テーマ;七夕のお花
夏は枝物や葉っぱものがいろいろと売っているので、今回は涼し気なグリーンに、白い桔梗を合わせました。星形をして夏に咲く桔梗は、七夕のお花として昔からいけ花で使われます。桔梗は秋の七草にも数えられますね。

 


 

檜扇
檜扇(ヒオウギ) アヤメ科/7~8月/原産国;日本、朝鮮半島、中国、インド

2017年7月8日 テーマ;祇園祭のお花・檜扇
祇園祭のお花・檜扇です。歴史あるお花ですので、クラシックないけ花のスタイル・生花(せいか)にいけてみました。
ヒオウギの魅力は何と言っても葉っぱ。本当に扇を広げたよう。檜扇の葉は、いけ花では、葉を一度軸から切り離し、整えて組み合わせていける「葉組(はぐみ)」というテクニックを使います。盛花は、桔梗とオカトラノオですっきりと。

2018年7月14日 テーマ;祇園祭と“祓う”
今年も7月1回目は祇園祭のお花・檜扇を。
高瀬川花道部もちょうど1年たって、お花に慣れてきた部員さんもおられるので、ちょっと難しい古典いけ花・生花に。
檜扇は姿がとても個性的なので、一種で生花にいけるととてもカッコ良く仕上がります。

 


グラジオラス
グラジオラス アヤメ科/7~9月/原産国;南アフリカ

2018年6月23日(土) テーマ;水際
アヤメ科のお花グラジオラスを、お生花にいけました。葉っぱもののお生花は「葉組」というテクニックが必要で葉の向きなどいろいろと決まりごとが多く難しいのですが、グラジオラスはその中でもルールが少ないので、初めての方にもチャレンジしていてだきました。葉っぱものを水盤にいけると、たっぷりと張った水が見え、そこからすっきりと立ち上るグリーンが一際涼しさを感じさせます。

 


 

レモンオーラ

向日葵(ヒマワリ) キク科/7~9月/原産国;アメリカ大陸

2017年6月24日 テーマ;向日葵
まっすぐに立ち上る姿が印象的なヒマワリをいけました。
最近は品種改良でさまざまなヒマワリがあります。今回使ったのは浅いレモン色に、中心の茶色がない”レモン・オーラ”という品種。中心がないとなんとなく和の雰囲気になり陶器にも合うかなと思いました。

 

2018年8月25日 テーマ;向日葵
今年もやっぱり夏はヒマワリでいけ花を。
他のお花の都合で今年はヒマワリの回が少し遅くなってしましい、毎日暑いけれど秋が近づいているということで、かさかさと秋の質感のユーカリを合わせてみました。たくさん小枝のついているユーカリ。どの枝をはぶけば見せたい枝が際立つかを考えながら、楽しくお花をいけました。
今回のヒマワリは、印象派の画家・モネから名前をとった、その名も“モネのヒマワリ”、そして花芯がグリーンでかわいい“クリアオレンジ”を使いました。

 


 

モカラ。3種類の蘭のかけ合わせで生まれた、まだ歴史の浅い蘭ですが、アジアのリゾートを思わせる雰囲気と豊富な花色に手頃な価格で、人気が高まっています。
モカラ ラン科/タイ、マレーシア/人工育種切り花

2017年8月26日 テーマ;南国のお花
今回はランやアンスリュームにアレカヤシの葉を合わせて、南国の雰囲気をいけました。私たちにとっては「南国のお花」なんて言っても、他のたくさんのお花のようにお花屋さんに行けば簡単に手に入ります。しかし、100年前はどうだったでしょうか。飛行機もビニールハウスもない時代、気候も環境も違う遠い国のお花を目にすることができるのは、ほんの限られた人々だけでした。現代日本の花を取り巻く環境は、輸送・生産技術ともに圧倒的に発展し、世界のたくさんの国に比べて恵まれていると言わざるを得ません。しかし同時に、お花を買う人やいける人が、簡単に手に入るその花々の名前や原産国がわからないことも多くあります。それは、きっと昔の人が思いもしなかった不幸。私たちは、南国のお花を見たら、むせ返るような水気の多い空気と、花や蜜の甘い香り、飛び交う色鮮やかな蝶や小鳥に、想いを馳せたいものです。

 


 

蓮
蓮 ハス科/7月~8月/インド、その周辺

2017年8月11日 テーマ;お盆
8月に入ると帰って来られるご先祖さまのために、夏のお野菜を供えたりお花をいけたりします。中頃になると六道参りでご先祖さまをお迎えに。盆踊りは先祖さまのおもてなしのために行われたのでした。そして16日、またご先祖さまがあの世へ帰られるとき道に迷わないように、送り火や灯籠流しでお見送りします。花火大会も江戸時代、大飢饉での多くの死者の慰霊のために始められたそうです。現代ではどの行事も、楽しい夏の風物詩。お盆らしいお花も同じように、気軽に楽しんでいただければと思います。

 


槙
高野槙 コウヤマキ科/常緑樹/日本

2018年8月11日 テーマ;槇

京都にはお盆が始まる前に、六道参りという風習があります。
お盆は期間中ご先祖様とお家で過ごす期間で、有名な五山の送り火は、あの世へ帰って行くご先祖様の道しるべといわれます。反対に六道参りは、お盆が始まる前(8月7日~10日)に、東山の六道珍皇寺にご先祖様を迎えに行く風習です。
平安時代、この六道珍皇寺のさらに東に「鳥辺野」と呼ばれる土地がありました。人々がまだ風葬により祖先を弔っていた頃、鳥辺野は一大風葬地で、その麓はあの世へ続く道と考えられ「六道の辻」と呼ばれました。六道珍皇寺に残る井戸は、嵯峨天皇に仕えた小野篁が、夜になると閻魔大王に仕えており、冥界と行き来するのに通ったという伝説があります。
古来より精霊は槙の葉に乗って冥土より帰ってくると信じられており、皆、槙を手に珍皇寺へ「お精霊(しょうらい)さん」のお迎えに行くのでした。今でも六道参りの期間中は参道で槙が売られます。

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春ー細
桜
桜/バラ科/東アジア/3~4月

2018年3月24日(土) テーマ;桜
現代の日本人にもっとも馴染みのある桜・ソメイヨシノは切り花では流通しませんが、花がこぶりで可憐な彼岸桜や、華やかな八重桜、ソメイヨシノの親で花びらの姿がよく似ている大島桜など、たくさんの桜が手に入ります。今回は彼岸桜を盛花に、吉野桜を投げ入れにしてみました。

 


 

花道部 チューリップ
チューリップ/ユリ科/西アジア/3~4月

2018年3月10日(土) テーマ;チューリップ
クリスマスにコカ・コーラのお話をするとアメリカの歴史がよくわかりますが、チューリップのお話をするとオランダの歴史がよくわかります。ミニ講義では、17世紀にオランダで起こった“チューリップ・バブル”のお話(チューリップの球根1つに、馬や家が買えるような値段がついたんだそうです)をさせていただきました。
くねくねと明るい方に伸びていくチューリップは、投入れに。軽やかな雪柳と合わせました。

 


 

桃とお雛様
桃/バラ科/中国/3~4月

2018年2月24日(土) テーマ;桃
桃の節句がもうすぐですので、みんなで桃のお花をいけました。旧暦3月の桃の節句は新暦の4月頃、本当に桃の花が見頃の時期です。外の木の桃はまだもう少し咲きませんが、お花屋さんでは2月中旬からもう手に入り、ちゃんと3月3日に飾れます。
生花と盛花に。
盛花では黄色い菜の花と合わせて、水盤にいけました。ブルーの水盤は、まるで青空が春の小川に映ったよう。花だけでなく、器によって変わる雰囲気を楽しむのも、日本ならではの感覚かな、と思いました。

 


 

花道部 山茱萸
山茱萸 “さんしゅ”/ミズキ科/朝鮮半島、中国/3~4月

2018年2月10日 テーマ;早春の黄色い花
早春に出回る黄色いお花・山茱萸(さんしゅゆ)をみんなでいけました。まだ春と呼ぶには寒いこの季節に、山茱萸やれんぎょう、菜の花やラッパ水仙など、黄色い明るいお花が出回ります。清々しくお部屋に飾ると、春がもうすぐそこ。

 


 

 

 

冬ー細

花道部 水仙
水仙/ヒガンバナ科/地中海沿岸/2~3月

2018年1月13日 テーマ;水仙
ほとんどのお花が眠る寒い冬に咲く、貴重なお花。別名雪中花ともいいます。
今回は見慣れた日本水仙をお生花(せいか)に、黄色がかわいいラッパ水仙を木瓜と合わせて投入れにしました。柔らかく繊細な水仙を生花の形にするのは至難の技ですが、楽しく挑戦です。水仙はすらりと伸びたお花と葉っぱが、足元の「袴(はかま)」と呼ばれる薄い筒の中に入っており、そのままだと生花の形にならないので、一度葉っぱとお花をばらばらにして、きれいに組みなおす「葉組(はぐみ)」という技法を使います。
投入れは、同じ水仙でもぜんぜん趣の違った黄色いラッパ水仙を。色の対比が可愛らしい早春のお花、木瓜(ぼけ)を合わせてみました。きゅきゅっと曲がった細い枝の木瓜らしさがいきるように、どこを使うか見定めます。木瓜とラッパ水仙は色も質感もぜんぜん違うので合わせるとお互いに引き立てあい、早春の定番の組み合わせです。

 


 

花道部 若松
松/マツ科/北半球全域/常緑高木

2017年12月9日 テーマ;お正月に、若松生花(七五三(しめ)の伝)
“生花”は古典いけ花のスタイルの一つ。中でも寸法や角度がきっちりと決まった、格式のあるいけ方です。「ためる」といういけ花独特の手法を使い、7本の枝で“天円地方”説に基づいた二等辺三角形を作ります。サイズが決まっているのは、床の間に置くために作られたスタイルだから。床の間にいけるのに合わせて作られた器・寸胴(ずんどう)のサイズは一尺。そこから導き出された生花のサイズは、座敷のないマンションや現代のお家には少し大きすぎ、なかなかいける機会がありません。しかしサイズはともかく他のお花やいけ方ではなかなか醸し出すことができない格の高さはお正月にぴったりです。慣れない「ため」や水引に悪戦苦闘しましたが、新しいことにチャレンジするのは楽しいですね。苦労して凛といけ上がった松を見るのもまたうれしいものです。花道部の部員さんは優秀な上に仲良しなので、みんなで教え合ったり協力したりして初めての方がほとんどでしたが、みんな上手にいけることができました。

 


 

花道部 コチア
コチア/アカザ科/オーストラリア/常緑低木

2017年12月9日 テーマ;クリスマス
コチアという雪が積もったツリーのように見える枝に、ヒバを合わせて森の中の風景をイメージしてみました。大きく見えるお水は静かな冬の森の中、神聖な湖のイメージです。