秋ー細

 

花道部ススキ
ススキ イネ科/日本、中国など東アジアの広範囲/山野草

2019年9月14日 テーマ;お月見のお花
葉っぱに白い模様の入った矢筈(やはず)ススキに、お月さまに見立てた黄色いピンポン菊を合わせた投入れ。うさぎさんも並べてみました。

 


 

花道部 ハロウィーン

2018年10月27日 テーマ;ハロウィーン
年々ハロウィーンが存在感を増してきました。10月になると街の中にオレンジ色が溢れ、かぼちゃモチーフのグッズが並びます。仮装行列が問題になっているようですが、秋らしい色彩ともともとケルト文化の季節の変わり目(いわば節分)だというハロウィーンは、日本でも新しい季節行事になりつつあります。そんなわけで今回はハロウィーンのイメージでいけてみました。
お花は、くねくねがあやしい魔法の杖のような石化柳(せっかやなぎ)に、鮮やかなオレンジの大輪ガーベラに、紅葉してきたキイチゴの葉を合わせてみました。

 


 

花道部 バラ
バラ バラ科/北半球/四季咲き

2018年10月13日 テーマ;バラ
最も人気のあるお花の一つで、一年中手に入るお花ですが、バラが美しいのはなんといっても秋。合わせた枝物は流れがおもしろい雪柳です。ミニ講義では中国や日本にもともと咲くバラのお話や、その東洋バラが西洋のバラと出会って現在のようなたくさんの種類のバラが作られるようになったお話をさせていただきました。

 


 

花道部 雪柳紅葉
雪柳 バラ科/中国・日本/ 花;3~5月

2017年10月25日 テーマ;紅葉

春になると桜の下なんかでちらちらと雪のような白いお花をつける雪柳。落葉樹なので秋にはきれいに色付きます。
繊細にくねくねと踊るような枝先がおもしろい雪柳を瓶花(投げ入れ)に。軽やかな雪柳には、同じく軽やかなお花・ガーベラを合わせてみました。アフリカのお花であるガーベラは、日本の気候だと春と秋に咲きます。寒くなってきて深い赤に色付いてきた雪柳に、白と、クリーム色と秋らしいピンクから好きな色を器とともに選んでいけていただきました。花瓶の口には濃い緑のルスカスを。紅葉と引き立てあって、みなさんきれいにいけてくださいました。

 


 

花道部 シンフォリカルポス
シンフォリカルポス/スイカズラ科/北アメリカ/ 花;7~9月 実;9~12月

2017年11月25日 テーマ;収穫祭
花がなくなり、紅葉も散って行く11月は、実りの季節です。お花や葉っぱから、実物を主役に。日本の収穫祭(=新嘗祭)をイメージしていけました。北アメリカのお花(木)ですが、日本の秋の終わりに雰囲気が似合っているシンフォリカルポスをいけてみました。合わせたのは、柔らかい冬の日差しを浴びたような黄なりの菊・シャガールと、こちらも日本から遠く離れたアフリカ原産ですが、乾いた風情が秋らしい緑の葉・ピスタキオを合わせてみました。

 


 

花道部 コスモス

コスモス キク科/メキシコ/8~10月

2017年10月14日 テーマ;秋桜
コスモスといえばすっかり日本の秋の景色ですが、もともとはメキシコのお花で日本には明治時代~大正時代にやってきました。
日本語では「秋桜」と書くので昔からあるのかと思っていましたが、この漢字が当てられたのも意外と最近のことみたいです。どうして「桜」という字が使われているのか。ピンク色だからだという説明を時々聞きますが、秋に咲くピンク色のお花は他にもたくさんあります。私はたぶん色のことではなくて、散り方のことではないかと思います。
桜の醍醐味といえば、はらはらときれいなままで散っていく姿。他の花になかなかない、最高に美しい次の瞬間から散って行きます。コスモスも、実は似た散り方をします。秋の野に揺れているコスモス。きれいに咲いているなと思ったら、強い風が吹いたりふっと手があった拍子にはらはらっと、きれいなピンクのままで一気に散ってしまいます。その儚さが桜と重なるので、「秋桜」の字がこんなにも馴染んでいるのではないでしょうか。カタカナのままで使われている花名にも大抵漢字の和名が充てられていますが、そのほとんどがまったく人々の間で馴染まず使われておりません。
「誤用」といわれながら千年以上も使われている「紫陽花」、ほんの数十年ですっかり馴染んだ「秋桜」。「花のことはわからない」。多くの人はそう言いますが、きっと記憶のどこかにそのお花の咲く光景が残っていて、そのイメージとぴったり重なる和名だけが、未来の日本に残っていくのでしょう。

 


 

花道部 ネリネ
ネリネ ヒガンバナ科/南アフリカ/10~12月

2017年9月23日 テーマ;お彼岸
今回の花道部はちょうど秋分の日(お彼岸の真ん中の日)当日でしたので、彼岸花の仲間・ネリネをいけてみることにしました。盛花では秋の実物・藪サンザシと白いりんどうを。投げ入れでは栗の枝と合わせてみました。

 


 

菊2

菊 キク科/9~11月/中国

2017年9月9日 テーマ;重陽の節句
9月9日は”重陽の節句”、別名菊の節句とも。
菊一種類でいけると、高貴な雰囲気がいっそう増します。

 

2018年9月8日 テーマ;重陽の節句

今日の高瀬川花道部は、高瀬川から出張して祇園・白川沿いの、内藤工務店さんのゲストハウス兼ショールームで開催させていただきました。お花は明日9月9日が重陽の節句(菊の節句)ということで、菊一色です。場所が良いとお花も映えますね。