ikebanaページ、リニューアル

2017年10月30日

トップメニューのikebanaページ、この度リニューアルしてみました。

ウェブサイトを作っていくこと自体は、楽しいし多少時間はかかるけれどそれほど難しいことではないのですが、その中につめていく内容は、考えがかたまっていないとなかなか納得して作っていくことができません。
2014年に開設して、始めは慣れなかったサイト作りに徐々に慣れ、順番に中身を埋めていったウェブサイト・西村花店(しかも始めはサイトの名前だったのに、今では本当に「西村花店」の実店舗までできました!)。今ではそのほとんどの骨格にそれなりに満足し、その上に新しい情報を更新していく、というスタイルに落ち着いているのですが、最後まで満足できずに手をつけられなかったのが、「いけ花」のページでした。

「いけ花」のページを作るということは、西村花店の思ういけ花とは何なのか、現代のいけ花の在り方とは何なのか。少なくとも、「私はこう思う」と自信を持って言えなければ、何も書き始めることができないのです。

今では更新のすべてを自分でしていますが、初期設定などをしてくださったウェブデザイナーの方に出会ったのは、サイトを作ろうかちょうど迷っているときでした。でもお金もないしと迷っていると、そのデザイナーの方は言いました。
「西村さんは文章を書けるから、絶対にウェブサイト、作った方がいいですよ」。
デザイナーさんは続けてこう教えてくれました。
今の時代、何でもインターネット。どんどん文明は発達しているように見えるけれど、インターネットは結局言葉。言葉になっているものしか検索できない。よくわからないけどアーティストの人って作品を作ることはできても、それについて文章にできる人ってなかなかいないんじゃないですか?とくに花なんか。きれいに写真は撮れても、それについて文章を書くというのは難しい。だからあなたは、ウェブサイトを作るといいですよ。
そう言って、もらった見積りより随分ディスカウントしていただいて、その代わりその後の更新はすべて自分で行うという約束で、ウェブサイト・西村花店を立ち上げてくださいました。

それから数年。変わらずにわあわあ言っていると、自分のするべきことがようやく見えてきたように思います。
現代の花人に求められているのは、形なんかにとらわれずに、新しい生活の中、新しい器や素材、お花を使って誰もが気軽に季節の移り変わりを楽しめるようにすること。もうひとつは、そのままでは現代の生活に合わなくなった「形」を、古典いけ花を、それでもそのままのかたちで次の時代に残すこと。
そうすればきっと、50年後か100年後の天才が、立花・生花・盛花に続く、次のいけ花のスタイルを創り出してくれるはず。

私はいけられた花について、言葉にしていこうと思います。

いけなくていいから、博物館のように「へえ、ふうん」と楽しんでいただいて、「あぁ、花って良いな」、「日本の文化ってカッコイイな」。そんな風に思ってもらえれば、必ず次に進めるはず。

 

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