そういう奇跡 ~花いけバトル~

2017年09月29日

花いけバトルReal京都予選に出場してきたのですが、(また)負けてしまいました・・・。

花いけバトルは、5分間で花を選ぶところから始め、普通いけるよりもずっと広い会場で、大きい器にお花をいけ、そのジャッジを観客にゆだねる、という花のエンターテイメントで、ご縁があって2015年から何度か出場させていただいております。私の普段の活動とはぜんぜん違うといえば違うのですが、日本の花の未来を真剣に考えている方々と一緒に時間を過ごすことができ、刺激を受けるし反省するし火が付くし、5分でいけるなんて苦手だし嫌なんだけど、機会をいただいたら参加させていただくことにしております。

だから参加することそれ自体に意義があると思っているし、完成した花とか勝敗になんか意味がないと、と思っていたつもりなのですが、今日観戦してくれた友人に「もっと早くどうするが考えて、あそこをもっとこうすればよかったのに」と言われて、自分でもびっくりするようなことを言い返しました。

「もちろん器が決まったときに、どんな風にするか考えてる。でもいざ始まったら自分がぜんぜん違う動きをとって、それで失敗することもたくさんあるけど、だからこそ普段は見られないような花がいけられる時がある。そういう奇跡を信じてみんなやってるんだよ!計画的にできないことを責めるんなら、百貨店で5時間も6時間もかけていけたらいい!」(すみません・・・)

すみません。でも自分が言った言葉にはっとしてしまった。「そういう奇跡を信じてみんなやってるんだよ」。

花いけバトルは、全国でそれぞれ大会を開催し、その王者たちが全国大会に出場します。とても人気のイベントだけれど出ればもちろん負ける確率の方が高く、花のプロとしては出ずらい気持ちがよくわかります。多くの地方大会では、なかなか出場者が集まらない。そんな中で、京都だけは毎年20人以上の希望者が集まり、京都大会の予選をしなければならないのだそうです。

いけ花が生まれたまちで、最も保守的で出たがらない人が多そうなのに。他のまちでも予選をやっているものだと思っていました。「そういう奇跡を信じている」人がたくさんいるというのはとてもうれしい。今ではいけ花発祥の地と言えば保守的な感じがするけれど、もともとはきっといけ花なんて風流なんてアバンギャルドだったはず。一見保守的に見える現代の京都でも、その精神が受け継がれているのかもしれないと思うと誇らしい。

そんなわけで、京都予選には負けてしまったのですが、来週岐阜大会に出場させていただきます。
そういう奇跡を信じて、がんばろう。

 

花いけバトル REAL in花フェスタ
2017年10月7日(土) 12:30~14:00
花フェスタ記念公園

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